知っておくと強い味方になる!介護保険サービスの基本

家族が遠方から通って介護をする遠距離介護には、常時付きっ切りで介護することが難しく、緊急事態に対応しにくいという大きなデメリットがあります。
しかし、このデメリットを緩和できるのが、介護保険サービスです。
これは介護保険料を支払っている40歳以上の人が、特定の年齢、あるいは疾病によって被保険者の認定を受けた際に利用できるサービスのことです。

こちらのサービスを利用すれば、介護にかかる負担を原則1割まで軽減することが可能になります。
遠距離介護におけるもっとも大きな負担の一つに、金銭的な負担があります。
遠距離から通うにしても、常に見守れるように介護サービスを利用するにしても、どちらも相当の継続的な負担が発生しますが、介護保険サービスであれば、この負担を大幅に緩和することができるのです。
もちろん、サービスの利用にあたっては各市町村の担当に申請し、調査を受ける必要がありますが、それによって被保険者認定を受ければ、様々なサービスを利用できます。

老人ホームへの入居といった施設サービス、訪問サービスや通所サービスといった在宅で受けられるサービスが、その代表になります。
ですが、それだけではありません。介護サービスの利用や介護の開始に向けて、最適なケアプランの作成を補助してもらうことや、必要な福祉用具のレンタルや購入についてもサービスの対象です。
介護に必要な場合、住居の改修費用についても保険の適用範囲になります。
こういったサービスを賢く利用することで、遠距離介護をより現実的な選択肢にすることが可能なのです。